植物料理研究家のヨシです。
塩麹、取り入れてますか?
YESのあなたには、使い始めると欠かすことのできなくなる、もはや基本調味料ですよね。
取り入れていないあなたには、この際ぜひ試してほしい。
きちんと醸し(発酵)が入った基本調味料というのは、料理をかんたんに美味しくするためにあります。
本物の調味料があれば、化学調味料に頼らなくても、うまみを出すことができるから。
【発酵レシピ!】塩麹カレーペースト。食卓がインドに!#003
手づくりの塩麹の良さは、安価にたっぷり作れること。
そして自分で醸すよろこびと愛着。生きているものをいただく実感があります。
塩麹づくりでポピュラーなのは、米麹・塩を混ぜて熟成させる方法。
もちろん美味しいです。
今日は、麹界(?)にさらに一歩踏み込んで、甘酒から作る塩麹をおすすめしたいと思います。
甘酒をつくる
↓
塩麹を仕込む
の2段階でつくります。
温度と時間さえ管理してあげれば、勝手に醸されてくれるので、難しいことはなし。
甘酒から作る塩麹の特徴は、甘じょっぱさのバランス!
最初にしっかり甘みを出してから、熟成させるのです。
甘いとしょっぱいのコンビは、照り焼きやすき焼きのタレがそうであるように、食欲をかきたてますね。
甘酒を仕込むついでに塩麹もつくっておこう。
そんなノリで気軽に作ってください。
甘酒からつくる塩麹 レシピ
甘酒(出来上がりたっぷり約2000mlの場合)の材料
- もち米 500ml
- 水 1500ml
- 麹 500g(700ml)
つくりかた
- 炊飯器に洗ったもち米と水を入れて、おかゆモードで炊く。
*圧力鍋の場合:洗ったもち米と水を入れて、火にかける。圧がかかったら弱火にして10分、火を止めて蒸らす。その後は下記手順の温度を参考にして保温すること。 - 65〜70℃まで冷めたら、麹を混ぜ入れる。混ぜた時の温度は60℃が理想。
(温度計があると便利) - 保温モードにしてフタを少し開け、乾燥しないようにきれいなふきんなどをかぶせて50〜60℃に保って6〜10時間、甘さがしっかり出てくるまで保温する。
(ちなみに、発泡スチロール箱&湯たんぽでやってみたときは、温度が50℃まで上がりませんでしたが、時間を延長して甘くなるところまでもっていきました。炊飯器のほうが楽チンよ💕) - 美味しい甘酒ができあがり。ここで火入れをしておくと味が安定して保存向き。好みで、ミキサーにかけてピュレにします。(つぶつぶが好きな方はそのままでOK)
- ここから塩麹づくりです。出来上がった甘酒の約半量(1000ml)を保存容器に入れ、塩80gを混ぜ入れる。一晩冷蔵庫で寝かせて、味をなじませたらできあがり!半分は、甘酒としていただきます。 ボナペティ!
甘酒も飲めるし、塩麹も作れて、一石二鳥のレシピ。
塩麹を使った料理レシピは、折にふれ取り上げていきますね。
あなたのおすすめの塩麹料理があったら、ぜひ教えてください。
私は地元の農協などで手に入る米麹を使っています。
乾燥なので、全部使い切らなくても、保存がききます。