植物料理研究家のヨシです。
最近、「備蓄」という概念が、頭のスミの方から真ん中寄りに移動してきました、よね?
(わたしは子どもの頃から食料備蓄とゆー概念、ある種たたきこまれてきました 笑)
ベジ料理や自然食では、そもそも保存がきく穀物・豆類・乾物をよく使います。
なので、備蓄といえば穀物・豆類・乾物です。
もどせばふくらみ、好きな時に食べられる本当の保存食品です。
レトルト食品じゃありません。
(ちなみに、お気に入りの無添加インスタントラーメンは備蓄してます。気がつくとなくなっちゃうけどね 笑)
今日は、緑豆=ムング豆を使ったおすすめのサラダを紹介します。
備蓄(ストック)グッズの中に、きっと緑豆加えとこう!ってなりますよ。
- 緑豆=ムング豆ってどんな豆?
- 緑豆の利用法いろいろ
- スプラウトという、緑豆のもうひとつの使い方
- ムングスプラウトのつくりかた
- ムングスプラウトの食べ方
- ムングスプラウトの保存と活用方法
- そして備蓄といえば・・・
- オーガニック緑豆の入手先
緑豆=ムング豆ってどんな豆?
緑豆は、小豆やササゲの仲間。名前のとおり、皮が緑色をした小ぶりの豆。
インド原産です。
味も小豆にどこか似ています。
英語ではムング豆 Mung Bean、インドではムングダル Mung Dalとも呼ばれます。
緑豆の利用法いろいろ
緑豆は、中国、インド、東南アジアでとくに親しまれています。
日本ではあまり目にすることはないですが、実は、私たちけっこう口にしているんですよね。
そう、発芽させて緑豆もやし、そしてでんぷんを活かして緑豆春雨として食べているんです!
インド圏では、皮をとって挽き割りにしたものを煮たダール(豆のスープ)がポピュラー。
南インドでアーユルヴェーダの病院に滞在(入院?)した時、食事に出てくるダールは、インドに数ある豆の中でもこのムングダルのみでした。もっとも消化によいから、とのことでした。
他にも、揚げてスナックにしたり、お粥に入れたり。
東南アジア圏では、あんこにしたり、ぜんざいにしたりと、デザート使いがポピュラーです。
体の熱を冷ましてくれると言われていて、かき氷と合わせて食べる緑豆ぜんざいは、ほんと、美味しいものです。
緑豆のでんぷんで作った落雁(らくがん)もホロリと口溶け良く、ああ食べたい!
私は、玄米と一緒に圧力鍋で炊いた緑豆入り玄米ご飯が、好きだなあ!
小豆ご飯に近いノリです。
スプラウトという、緑豆のもうひとつの使い方
今日ご紹介するのが、発芽という調理法です。
発芽と言っても 、もやしほど成長させず、ちょっと芽を出したばかりのスプラウト。
インドでは、サラダやスナックとして生で食べます。
一緒に和えるのは、刻んだトマト、玉ねぎ、きゅうり、そしてパクチーなど。
加熱しないで豆を食べるというのは、あんまり日本人にはなじみがないものですよね。
私も初めて教わった時、日本人はお腹壊さないのかなーと、最初少しだけ戸惑いました。
しかーし。
生で食べる発芽ムング豆(ムングスプラウト)は、心地いい程度に青臭く、ほのかな甘みがあり、ジューシーで、歯触りがちょっとスナックのような、野菜でした。
うだる暑さの日のお昼どきでしたが、食べた直後から体がシャキッと目覚めたのを覚えています。
身体中の血がきれいになっていく、そんな感覚を味わったのです。
わたしは栄養素のうんちくよりも、この体感を大事にしています!
それ以来、夏になるとよくメニューに登場する、ムングスプラウトのサラダ。
実は、ロックダウン中のインドで生鮮食品が不足しがちな一人暮らしの友人のために、この自家製スプラウト、教えてあげたくて書いているという。
本場インドへの逆輸出ですね。
普段は屋台で買って食べている緑豆スプラウト、お家で作ってみてください、ロメルさん💕
ムングスプラウトのつくりかた
- 緑豆はさっと洗って、ひたひたの水とともに容器に入れます。
- 覆いをして、発芽するまで室温におきます。半日ごとに水を替えてあげます。(冬なら1日1回でOK)夏なら約24時間で発芽します。
- 小さな芽が出てきたらできあがり。
ムングスプラウトの食べ方
お好みの野菜とドレッシングで、サラダにします。
今日はこの食べ方です。
- 新玉ねぎ
- レタス
- トマト
ドレッシングはテーブルの上でセルフサービス。
- オリーブ油
- バルサミコ酢
- 粗塩
- 胡椒
かけるだけ。以上!
他にもこんな組み合わせがおすすめ。
- アボカド
- セロリ
- コーン
- 小松菜やほうれん草
- きゅうり
- 豆腐
コロコロに小さく切って和えて、スプーンですくって食べるサラダもGOOD。
組み合わせ・ドレッシング次第で、アレンジ無限大の包容力をもつムングスプラウト!
ムングスプラウトの保存と活用方法
出来上がったスプラウトは、さっと洗って水切りし、冷蔵庫で保存。
生きているので冷蔵庫の中でも少しずつ成長し、1週間ほど楽しめます。
私的には、発芽後3日間くらいまでの、芽が小さめの方がフレッシュ感があっておすすめ。
生で食べるのに飽きたら、炒め物やスープ、味噌汁にすると、ナッツのようなコクが楽しめて、よいですよ!!
そして備蓄といえば・・・
備蓄といえば
豆といえば
大豆でしょう!
まだ寒かった4月に撮った動画。モコモコ着てる。
あっという間に、汗ばむ季節になりましたね。
オーガニック緑豆の入手先
こちらは皮むきムング豆。